福井「永平寺」参詣~その4

傘松閣の絵天井

永平寺境内にある「傘松閣(さんしょうかく)」は、平成6(1994)年に改築された。1階は参拝者の控室のほか研修室・宿泊室、そして2階には156畳敷きの大広間がある。昭和5(1930)年当時の天井絵をそのまま修復してあり、別名「絵天井の大広間」と呼ばれている。天井絵は昭和5年当時の日本を代表する著名な日本画家144名による230枚の花や鳥を中心に描かれた美しい色彩画である。いずれも劣らぬ力作秀作が揃い、あと数百年も経てばこれらも重要文化財そして国宝になっていくのだろうか、などと思いを馳せながら静かな時間に身を委ねて天井を仰ぐ刹那が清々しい。

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