ふらり 西福寺 意外な所に名園が

景色も、由緒もいいですね。

今回ふらりと訪れたのは、敦賀市の西端、大原山の麓、庭園が有名な西福寺。

ここには、 毎年11月3日に一般公開されている応仁の乱を避けて都から移されたという多くの重要文化財の絵画や書を所蔵しておられます。国名勝の庭園もさることながら、大きな三門、御影堂の迫力に惹かれます。

拝観順路に従って境内に入りました。早朝でしたので、肝心の庭園は拝見できませんでしたが、御影堂から阿弥陀堂へ通じる四修廊下と呼ばれている渡廊下は、3箇所の折れで雁行しながら池の上を渡っています。この上から少し拝見させていただきました。この名前は浄土宗の儀軌にある四修行法にちなんでいるそうです。

御影堂と三門の間に対になった巨木が有ります。開山・良如上人が、飢饉に備え手ずから植えたと伝えられています。御影堂への石段の両脇、向かって右に雄株、左に雌株がありともに老齢ですが樹勢は良好だそうで、雌株は、例年よく結実するという事です。スダジイは本州新潟県以南の日本各地、朝鮮半島にも分布する常緑の高木で20m以上の高木となり、タブノキとともに日本の常緑広葉樹林を代表する樹木であるとNetに記載が有ります。 葉の裏面には淡い褐色鱗状の毛が生えていて光沢があり、5月から6月にかけて遠方から見てもすぐにわかるほどの花序を形成しています。長寿で大きく育って天然記念物などに指定されているものが多いそうです。樹皮は縦に深い割れ目が入り、堅果(ドングリ)はそのままでも食べられるのです。近年、公園木や街路樹、法面の緑化などで植栽されることが多くなったそうで、用材として利用される他、シイタケの原木としても利用されるそうです。上人の知見には感心させられますね。

丁度平成の大修理の最中とか、終わった後にでも再訪したいものです。帰り際、庫裏門を潜ると、「華頂門」の札、所縁が書かれていました。華頂宮に関連し京都華頂学園に有ったものが、知恩院さんの縁で此処に移設されたとあります。惜しいことに火災に有って一部補修されたそうですが、木肌に火災の跡がうかがえました。その縁で、浩宮様が訪れておられるんですね。

境内に野良の子犬の兄弟がいました。少し警戒しながらもこちらに関心を持ってくれています。何とか飼い主に巡り合って無事育ってくれるよう仏様にお願いしました。

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