岡崎城

将軍の生まれた場所

戦国の世をおさめ、約260年もの間、平和な時代へと導いた江戸幕府初代将軍、徳川家康。このヒーローが生まれた場所が愛知県・岡崎市にある岡崎城です。

岡崎城は、1452年(1455年とも言われる)、西郷氏によって築城された後、1531年に徳川家康の祖父・松平清康が城主となり、1542年、この岡崎城で徳川家康(幼名:竹千代)が生まれました。その後、一時は今川氏の城になるものの、桶狭間の合戦での今川氏敗北により、再度、徳川家の城となりなります。

今のような立派な天守閣や櫓ができあがったのは、1617年。西郷氏が築いた当時の岡崎城は、現在のような立派な天守閣のある城ではなく、砦のようなものだったと言われています。東海地方では3番目に大きな城だった岡崎城も、明治時代に廃城令によって取り壊されましたが、市民の思いが強く、昭和34年(1959年)に復元されました。現在は、公園としても整備され、市民の憩いの場となっています。

岡崎城の天守閣は、2階から4階までが江戸時代の岡崎を紹介する歴史資料館、展望台からは、岡崎の城下町を一望することもできます。隣接する「三河武士のやかた家康館」には、関ヶ原の合戦のジオラマや火縄銃、長槍などの模型を体験できるコーナー、甲冑の試着体験もできるなど、とても充実した施設です。

岡崎城公園と その周辺は、春には桜が美しく、花見の名所としても有名なほか夏には約30,000発の花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩ります。火薬の規制が厳しかった江戸時代、家康の出身地だった岡崎は規制がゆるく、町人たちが競って花火の製造を行なったことから、現在も、火薬や花火の生産も盛んに行なわれています。

徳川家康の生誕地、岡崎城。歴史好きな人には、特に訪れて欲しい場所です。

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